DIY GPS -iPhoneを山用GPSに その他の情報


GPSログ記録中にTボタンを押せばログの統計情報を見られます。


GPSログの記録音を4種類から選べるようにしました。

バージョンアップ内容 Ver 1.7.8→1.7.9

・細かい挙動の変更。

バージョンアップ内容 Ver 1.7.7→1.7.8

・ルート案内の歩行速度を可変にした時に思った数値に設定するのが困難だったためUIを変更しました。

・GPSログが記録される時の音を4種類から選択できるようにしました。ソナー、口笛、小鳥、鐘の4種類です。

・初回起動時のメッセージを変更しました。

・詳細地図の切り替えボタンを表示する判定が、iPhone5の縦長画面では少しズレていたので修正しました。

バージョンアップ内容 Ver 1.7.6→1.7.7

・GPSログの記録中は画面左上にトラック情報ボタンが表示されるようになりました。押すと距離や速度、高度などトラック(GPSログ)の情報が表示されます。 ※メイン画面を横にして使う場合は表示されません。

・トラックの詳細画面(ツールバーの人間マーク→トラック一覧の各トラック→詳細)の下ツールバーにトラック情報ボタンを追加。押すと統計情報が表示されます。

バージョンアップ内容 Ver 1.7.5→1.7.6

・ルート設定の『アラーム』が『音声』の場合で、ウェイポイントに到着した際に名前の読みが設定されていても読みではなく名前を読み上げてしまうバグを修正しました。

バージョンアップ内容 Ver 1.7.4→1.7.5

・シェイクスピーチがオンで、ガイドスピーチ機能が喋ってるときにもう一度振るとスピーチを停止するようにしました。不意に発動してうるさいと思ったらもう一度振ってください。
・細い調整。

バージョンアップ内容 Ver 1.7.3→1.7.4

・ウェイポイントに『読み方』を設定出来る様にしました。ウェイポイント詳細画面で設定出来ます。カシミール3Dでルートを作る場合はウェイポイントのプロパティで『GPSでの名前』に読み方を入力して下さい。iPhoneの読上げ機能は結構優秀なのですが、漢字の読み間違いが多いのでこの機能を追加しました。
・メイン画面右上の画面クリアボタンを拙作『雨かしら?』に合わせて3段階にしました。ズームボタンを広域/詳細地図切替を使ってない方は3段階の意味がわからないかも知れませんが。

バージョンアップ内容 Ver 1.7.2→1.7.3

・ガイドスピーチ設定に『シェイク感度』を追加しました。機種によっては振動センサーの感度が違いますのでちょうど良い感度に設定してみて下さい。
・ガイドスピーチ設定に『BGシェイクスピーチ』を追加しました。DIY GPSがバックグラウンド動作をしている時にiPhoneを振るとGPS情報を喋るようになります。バックグラウンド動作中とは、GPSログを記録している時かルート案内を動かしている時です。普通にスリープしている状態では振っても喋りません。なお、これをオンにするとバックグラウンド動作時のバッテリー消費が増える可能性があります。バッテリー残量にご注意ください。
・ガイドスピーチの予想時間案内を「到着予想はXX分後、XX時XX分です」という形に変更しました。
・GPSログ設定の記録タイプ別に設定出来る項目を表示するようにしました。『時間』にすると時間設定の項目だけ表示され、距離の設定が消えます。記録タイプを選んでいるのにどちらの設定出来てしまうのは判りにくいため改善しました。
・ルート案内の所要時間計算で使う歩行速度を可変に出来るようにしました。これまでは遅め、普通、健脚の3種類でしたが最大で時速60kmまで設定出来ます。
・ルートへのウェイポイント追加機能に不具合があったので修正しました。下記条件に当てはまる場合は今後も不具合が発生します。その場合はお手数で申し訳ありませんが追加したウェイポイントを削除してもう一度追加して下さい。
 -既存のルートにDIY GPSのウェイポイント追加機能によってウェイポイントを追加した場合。
 -そのルートを逆ルート案内または往復案内で使った場合は順番がおかしくなります。
・機種判別にiPhone5sを追加。
・細い修正。

バージョンアップ内容 Ver 1.7.1→1.7.2

・ルート案内中にウェイポイントに到着すると音声で案内をするようになりました(ルート設定のアラームを『音声』にした場合)。GPS情報や次のウェイポイントまでの情報を案内します。
・設定にガイドスピーチ設定を追加しました。
 バックグラウンドスピーチ…オンにすると、DIY GPSがバックグラウンドで動いているとき(GPSログ、ルート案内、ウェイポイント案内を使用中)一定時間ごとにGPSの情報と目指しているウェイポイントまでの情報を音声で案内します。
 スピーチ間隔…バックグラウンドスピーチの間隔を指定します。5分にすれば5分ごとに喋ります。間隔タイマーは以下の状況から開始されます。『DIY GPSがバックグラウンドに入った時』『バックグラウンドスピーチが動作した時』『ウェイポイントに到着した時』のどれかです。
 スピーチ速度…音声の速度を指定できます。
 シェイクスピーチ…DIY GPSがフォアグラウンドで動作しているときにiPhoneを振るとGPS情報を喋るように出来ます。雪山では画面操作が煩わしいので付けた機能です。
・メイン画面右上のコンパスをタップすると音声でGPS情報を喋るようになりました。発声中にもう一度タップすると停止します。

・ルート設定にラッセル補正を追加しました。雪山で道無き道を進む場合ラッセルを強いられますが、場合によっては通常の2倍や3倍の時間が掛かります。そういう時は倍率を設定してください。
・動作設定のバックグラウンド動作を削除しました。オンの状態で固定となります。iOS7から本体の設定に『Appのバックグラウンド更新』が追加された為です。なお、DIY GPSがバックグラウンド動作をするのはGPSログ、ルート案内、ウェイポイント案内などバックグラウンド動作が必要な時だけで、それら機能を使わないのであればバックグラウンドでは動作を停止します。スリープ中にはステータスバーのGPSアイコンが消えますのでご確認ください。
・表示設定から『目的地補助線』を削除しました。ルート案内機能の拡張に伴い、この機能はDIY GPSの要であり必須と考えた為です。オンの状態で固定となります。
・動作設定の『ルートアラーム音』をルート設定に移しました。アラームを『なし』『効果音』『音声』の3つから選べます。

バージョンアップ内容 Ver 1.7.0→1.7.1

・iOS7で追加された設定「Appのバックグラウンド更新」がオフでログやルート案内の機能を使おうとしたらアラートを出すようにしました。
・画面右上にクリアボタンを追加しました。押すと画面上部の情報エリアが消えます。
・対応機種同士の場合は、AirDropで地図やログの共有が出来るようになりました。
・表示がおかしい部分を修正しました。

バージョンアップ内容 Ver 1.6.7→1.7.0

・iOS7に対応しました。その為画面デザインがiOS7っぽいフラットデザインになりました。
・旧バージョンがiPhone5sで動かないという報告を受けましたので、問題っぽい箇所を修正しました。本当に直ったのかは実機がないので判りません。実機が手に入り次第テストします。


テストは実際に山に登って行っています。iPhoneは防水ケースに入れてます。


省エネプログラムが作動する条件。
電池の保ち目安

DIY GPSを山で使った場合のバッテリー消費は、機種や使い方にもよりますが、GPSログを記録する場合で1時間に最大15%程度と考えておくとよいでしょう。これはその山が携帯圏内か、圏外か、時々圏外かで大きく変わりますし、GPSログを取るかどうか、ルート機能を使うかどうかでも変わります。

1.バッテリーを使いたくない場合
GPSログやルート案内を使わなければそれほどバッテリーは消費しません。DIY GPSに適切な地図を設定して、その何処にいるのかを確認するだけでしたらスリープ状態の時はGPSが止まります。地図で現在地を確認するときだけGPSが電池を消費します。これが最も省エネな使い方となります。

現在地を確認する頻度が極端に低い場合はいっそ機内モードにしてしまってもいいと思います。山地では携帯電波が弱いために電波を探すという動作でバッテリーを消費します。機内モードの場合はそれが無くなるので電力消費が非常に小さくなります。ただし、機内モードの場合はGPSも止まってしまいますので現在地を確認する前に機内モードを解除して下さい。Androidは機内モードでもGPSが動くのですがiPhoneの場合はGPSが止まってしまいます。なお、この使い方の場合は現在地の測位まで少し時間が掛かる場合があります。長い場合は1分程度掛かりますので測位が終わるまでお待ち下さい。

2.ほどほどにバッテリーを使ってGPSログを取りたい
この場合はルート案内と距離によるGPSログ、短時間ごとのGPSログを使えません。GPSログの設定を「時間」間隔を「2分半以上」にすると省エネモードでGPSログを記録する様になります。ただ、iPhone4Sでは省エネモードの効果があまり出ないようです(実測では)。開発者は大容量充電器を携帯して、バッテリー消費度外視で使っています。

3.バッテリー消費は度外視の場合
ルート案内も細かいGPSログも自由に使えます。開発者はGPSログは1分ごとに記録しています。1分ごとに記録されると、行動時間とGPSのポイント数が同じくらいになるので行動時間の管理に都合が良いからと、山歩きの場合細かくしすぎても意味がないからです。細かすぎるログはノイズを多く含んでしまうため、累計標高や距離が多めに積算されてしまいます。という事で1分ごとに記録する様にしています。

ルート案内やGPSログを使用した場合、バッテリー消費の目安は1時間当たり9%~13%ほどでした(iPhone5でログは1分ごと。那須岳で実地調査)。なお、ルート案内だけ使う場合、GPSログだけ使う場合、ルート案内とGPSログの両方を使う場合の3パターンでバッテリー消費に違いはありません(GPSシステムは一つで、あとは情報をどう使うかだけだから)。

1時間に15%使うと考えても6時間程度は追加充電なしでiPhoneのバッテリーは保ちますが、登山に使う場合は携帯充電器を必ずお持ちください。最近は10,000mAhの充電器が3000円しません(中国製ですが)。お昼ご飯の時など長めの休憩時に充電しておくと安心です。

番外 SIMを抜いちゃう
山でiPhoneのGPSを使ってバッテリーが減ってしまうのは、GPSを動かしっぱなしにすることと、携帯電波を探す事が原因です。ですからSIMを抜いてしまうとバッテリー消費は減ります。

実際にSIM無しのiPhone4Sを焼岳で使った時は6時間42分の使用でバッテリーを53%使いました。1時間当たり7.9%の消費となります。iPhone4S辺りからはGPSの精度も相当に良いですし、旧機種をGPS専用機にしても良いかもしれません。なお、現行機種のSIMを抜く場合はSIMの紛失などにご注意下さい。

という感じで、使い方次第でバッテリー消費は色々変わります。自分にあった使い方をして山行のお供としてお役に立てば幸いです。




よくある質問と答え

Q.山の中で現在地が表示されない
A.iPhoneのGPSはA-GPSという機能があり、携帯電波がある場所では現在地の測位を短時間で行えます。繋がっている基地局の座標とGPS信号の両方を使って測位をするためです。が、携帯圏外の場所ではGPS信号のみで測位をするために現在地の測位に時間が掛る場合があります(時間が掛るだけで、空が見える所ならちゃんと測位出来ます)。

GPSログをバックグラウンド動作オンで記録している時はバックグラウンドで測位を続けるので現在地がすぐに表示されますが、ログを記録していない場合はバックグラウンドではGPSを停止します(バッテリー節約のためです)。その場合は、停止している時間が長く、前回の測位から距離が離れていると再開したときの測位に時間がかかります。

もし待っていても現在地が表示されない場合は以下の点をお確かめ下さい。

・iPhoneを再起動する。 まれにiOS自体がおかしくなって測位出来ない事があります。これはいつの間にか直ることもありますが、一度完全にiPhoneの電源を切って再起動すれば解消します。お試し下さい。

・地形を確認する。 GPSは4つのGPS衛星を補足しないと正確な現在地を割り出せません。当然空が見えない場所では測位出来ませんので、出来るだけ空が見える場所で測位して下さい。

・現在地が表示される筈の地図ですか? DIY GPSは地図が固定されているアプリです。圏外地図自動切替の設定がオフの場合は、現在地を含む地図に自動で切り替わりませんので経緯度は表示されても現在地は表示されないという状況になります(そりゃ現在地が地図の外ですから)。圏外地図自動切り替えをオンにするか、地図一覧の最適地図をタップして地図を切り替えてください。

・本体の故障かも? iPhoneの設定で3G通信とデータ通信、Wifiをオフにして標準のマップアプリを使ってみて下さい。現在地が正確に表示されますか?表示されない場合は本体の故障かも知れません。Appleにお問い合わせ下さい。通信をオフにするのは、GPSセンサーが壊れていても通信がオンだと携帯基地局や無線LANの電波を利用して現在地を割り出せてしまうためです。

Q. ルート案内を途中からはじめた場合、どうしたらいい?
A.途中でルートが変わってルートを組み替えたりした場合やルート案内を開始するのを忘れていて途中からはじめた場合など、ルートの途中でルート案内を開始する事もあります。その場合、目指すルートがルートの最初(登山口など)になってしまって困ります。その場合は下記手順で目指すルートを切り替えて下さい。

1.目指したいルートを示す黄色い★をタップ。
2.オレンジ色のポップアップが出るので、右下の矢印ボタンをタップ。すると、確認が出ます。YESを押せば目指すウェイポイントを切り替えられます。

山頂に行く予定を変更して巻道で進む場合などもこの方法でウェイポイントを進めます。

Q. 画面が回転してしまって煩わしい
A.画面回転に対応しているアプリはiPhoneの向きによって画面表示が切り替わります。DIY GPSも対応しているのでiPhoneを横に持てば横表示になります。が、煩わしい事もあるので画面回転ロックの機能があります。

iPhoneの画面を下から上にフリックすると出るコントロールパネルに画面回転ロックのボタンがあります。鍵アイコンが表示されている状態では回転に対応しているアプリでも縦表示で固定されます。詳しくはコチラをご覧ください。

Q. 現在地が見づらい
A.現在地のアイコンは、赤い矢印かピンクの球で表示されます。アイコンの大きさは大中小の3種類から選べます。[設定]-[表示設定]-[現在地アイコン]で好きな大きさを選んで下さい。

Q. コンパスが使えない
A.iPhoneの「設定]-[プライバシー]-[位置情報サービス]-[システムサービス(一番下)]-[コンパスの調整」がオフの場合、真北を取得出来なくなるのでDIY GPSのコンパスが動かなくなります。設定をご確認下さい。

なお、iPod touchおよびiPhone3Gには電子コンパスが搭載されていないためコンパスは表示されません。

Q. メールで地図やKMZを送ると容量制限にひっかかります
A.i,softbankを使った場合は2MBの容量制限があります。大きな地図を送れませんので、gmailなど容量制限が大きなメールアドレスを使うと良いと思います。

また、地図やKMZの転送にはDropboxが便利です。パソコンにインストールするとマイドキュメントにMyDropboxというフォルダが作られて、そこにコピーしたファイルは自動で同期されます。それをiPhoneのDropboxで開けます。画像ならカメラロールに保存できますし、KMZならそのままDIY GPSでインポート出来ます。メールより手軽なので是非お使い下さい。
[参考]DropBoxマニア ドロップボックスはここがすごい!

また、Dropboxを使うと、共有フォルダを使って仲間と地図を共有することが出来ます。共有フォルダにKMZファイルを入れておけば、あとは各自インポートするだけで同じ地図を使えるようになります。

Q.目的地設定の時に、地図の端ギリギリの地点を設定できない
A.少し余裕を持たせて地図を作ると良いと思います。また、目的地設定の地図は拡大できますので、拡大すると端の方も設定しやすくなります。

Q.iPadで使えますか?
A.Wifiモデルの場合はGPSセンサーが搭載されていないので山では使えません。3G+Wifiモデルの場合はGPSセンサーがあるの多分使えると思いますが、自分では持ってないので断言は出来ません。また、iPadネイティブではありませんので2倍モードでの動作になります。現状、ハイキングや登山用のアプリと考えているのでiPadネイティブ版の開発まで手が回っていません。

Q.iPodで使えますか?
A.外付けGPSを使えば使えるようです。コチラ。また、JailbreakしたiPod touch+BluetoothGPS対応GPSロガーをSPP接続して使えたという報告もあります。コチラ。

どちらの場合も電子コンパスは機能しないので方角は表示されませんが、現在地の表示は出来るようです。ご参考までに。

Q.極域で使えますか?
A.極域で使う極中心図法ですと、現在地の計算が出来ませんのでDIY GPSでは使えません。極中心図法で現在地を計算するには任意の3点を指定する必要がありますが、DIY GPSでは対応していません。

よくある失敗

位置情報サービスをオフにしていた
初回起動時に位置情報サービスの使用を許可するかどうかアラートが出ますが、必ず許可してください。拒否した場合は位置情報を受け取れなくなるので現在地や経緯度が表示されなくなります。もし拒否してしまった場合は、iPhoneの[設定]-[プライバシー]-[位置情報サービス]でDIY GPSをオンにしてください。

起動しっぱなしで、朝起きたらiPhoneの電池が切れてた
バックグラウンド動作をオンにしてGPSログを記録していると、1時間に15%程度のバッテリーを消費します。そのまま起動しっぱなしで一晩寝ると、大体朝にはiPhoneの電池が空になってしまいます。

一泊の山行などでは次の日起きて電池が空なんて事になりますので、宿泊地に着いたらログの記録を停止するか、DIY GPSを終了させて下さい。ホーム画面でホームボタンをダブルタップ、起動中のアプリ一覧を出してアイコン長押しで終了マークが出ます。それをタップすると終了できます。終了したらiPhoneは次の日に備えて充電しておきましょう。

また、動作設定に「ローバッテリー警告」を追加しました。オンにしておくといつの間にかバッテリーを使い切っていたという事故を防げるかも知れません。

地図設定のミスによる現在地表示のズレ
DIY GPSは好きな地図を設定できるのが特徴ですが、カシミール3Dを使わないで画像+手動の座標設定の場合は座標合わせの誤差がそのまま現在地表示の誤差に繋がります。画像の右上と左下の地点に設定しやすいランドマークを重ねるなどして出来るだけ正確な座標を設定してください。

測地系の違いによる現在地表示のズレ
地図の経緯度の前提として、測地系という物がありますが、DIY GPSは世界標準のWGS84を使用しています(Google mapなどもWGS84です)。普通はあまり気にしなくてもよいのですが。古い地図やソフトでは日本測地系が使われていることもあり、その経緯度を地図の基準座標に使うと現在地の場所がズレます。距離にして460m程度ズレるので、地図と座標を正しくセットしたのに位置がおかしい場合は測地系を疑ってみてください。カシミール3Dの場合は地図表示のパネルに表示測地系という項目があるので、それをWGS84にしてください(デフォルトはWGS84です)。

現在地表示が1km以上ズレる場合
通常、iPhoneのGPSはA-GPSとGPSが協調して動きます。A-GPSは3G基地局や無線LANアクセスポイントから大雑把な現在地を割り出します。精度は半径1kmほどで、かなり大雑把ですが測位は一瞬で終わります。主に現在地を割り出すスピードを上げるために使われます。A-GPSの座標を元にGPS衛星の信号から細かい現在地を速く正確に求めるわけです(3G通信圏内では)。が、GPS衛星の信号だけでも時間は掛りますが(1~3分程度)空さえ見える場所なら高精度の現在地を割り出せます。屋内の場合はGPS衛星の信号を受信出来ないので待っていても高精度の現在地は割り出せません(窓の近くならいけるかもしれませんが)。

まれに、本体の故障なのかシステムの問題なのが判りませんがA-GPSしか動いていない様子のユーザーさんがいらっしゃいます(特徴としてはズレた位置が常に一定の場所になっている。そこが基地局の位置)。屋外で測位して現在地が1km以上ズレて、待っていても正しい位置が表示されない場合はA-GPSのみで測位していると思われ、GPSセンサーが正常に動いていないと推測されます。もしその様な場合は一度Appleにお問い合わせください。標準の「マップ」でも現在地が1kmずれたり基地局の位置が表示される場合は、特にGPSの故障が疑われます。

アプリケーションが終了していた
バックグラウンドで動作している時にメモリの圧迫などが原因でシステムによってDIY GPSが終了させられてしまう事があるようです。すると、バックグラウンド動作オンでGPSのログを取っている場合、気付かなければログが一部飛んでしまいます。対策として次のような例があるので、そのような現象が起きたら試してください。
・設定のGPSログで省メモリモードをオンにする
・他のアプリケーションを終了させて、メモリを空ける
・地図の画像サイズを小さくする 
・iPhoneを再起動する

アプリケーションの終了方法についてはこちら。

よくある要望と答え

要望.ファイル転送の方法を増やしてほしい
A. すみません、現状のメール及びDropboxでのファイル転送で十分と考えています。他にはiTunesのファイル共有やFTP、Wifi等のファイル転送方式があり、その様な方式に対応しているアプリもあります。が、操作としてDropboxを使った場合よりもシンプルになるとは思えませんので、実装は考えていません(色々その辺は仕様としても考えてはみたのですが、どうしても手順が複雑になってしまいます)。

要望.地図の基準点を任意の2点にしてほしい
A.地図画像の任意の2点を設定すれば画像の左上と右下の2点の座標は求められます。開発当初そのようにしようかとも思ったのですが、「任意の2点を決める」という手順が地図設定に加わることになり手順が増えてしまうので実装はしませんでした。

また、iPhoneというデバイスの性質上、地図設定画面にこれ以上ボタンや表示を増やすことが難しい上、任意の2点よりも左上と右下に固定された基準点の方がユーザーが理屈を理解しやすいと思って現在の仕様になっています。

基準点を入力しやすくするコツですが。地図画像を作るとき左上と右下に、ランドマークを配置すると基準点の座標を決定しやすいです。山頂、道の分岐、建物、地名など。何もない原っぱだと入力すべき基準点の座標を決めづらいです。

要望.地図一覧画面などはデザインを凝ったらどうか
A.デザインを凝るとその分メモリを消費します。メモリが足らないと地図の表示が重くなるなど問題があります。出来るだけメモリを消費しないように簡素なデザインにしていますので、iPhoneのメモリが少ない現状では画像などを使って画面を装飾する予定はありません。




アウトドアでiPhoneを使うときに便利なアイテム

スマートフォンは便利な道具ですが、現状は電池の保ちや防水性などでアウトドア用のGPS専用機に敵いません。ですが、補助的なアイテムを使う事でカバーできる部分もあります。

ここでは、そんなアイテムを紹介します。


防水ケース

iPhoneは雨などで濡れると壊れてしまいます。そこで、上のリンク左のLifeProofという防水ケースを買ってみました。防水ケースでありながらスリムで、電源スイッチなどハードウェアボタンを無理なく使える点が気に入っています。

※…最近、LifeProofの偽物が出回っているそうです。レビューなどを確認して選んでください。こちらで正規品を買えば安心ですが、8800円はやっぱ高いですね…。

[参考]iPhone 4/4S用防水防塵耐衝撃ケース「LifeProof」を買ったよ

[参考] 「エスピー スマートフォン用 防砂・防水ケース」を買ってみた

若干値段が高いのが悩みどころですが、最近は安めの防水ケースも色々あります。値段やレビューなどを元に検討してみるとよいと思います。

なお、上のリンク真ん中の「 Ballistic Hard Core (HC) Case」は防水ではなく防滴ですので水没にはご注意を。耐衝撃性はありそうだし、雨程度なら大丈夫みたいですが。

GPSロガー

私はリンク左のM-241を使っています。小型で手頃な価格のGPSロガーです。凄く正確なログが取れるという訳でもありませんが、ほどほどに正確なログは取れます。単3電池1本(エネループも使用可能)でおよそ10時間ログを取れますので、日帰りなら丸1日、1泊2日なら替えの電池が1本あれば保ちます。

DIY GPSでもログは取れますが、iPhoneのバッテリーをあまり使いたくない場合はDIY GPSではログは取らずルート案内も使わず現在地の確認だけに使って、ログはM-241に任せると良いと思います。

使う際の注意点は、エネループを使う場合は山に行く前に必ずフル充電しておくこと。途中で電池切れてログ取れないと悲しいです。あと、電池を入れ換える蓋の部分が脆そうなので電池を交換する際は注意しましょう。

なお、M-241を日本語化した「旅レコ」というロガーもあります。色が白くて見た目が可愛くないですが、日本語の方が良い場合は旅レコも良いかもしれません。安いし。

[参考]奥多摩で「俺の地図」改め「DIY GPS」とM-241をテストしてきた

[参考]DIY GPSのテストをしに一人で山に登ったら遭難しかけたけど助かった件

個人的おすすめ防水防塵ケース「LifeProof」のデモ動画


実際に冬の奥多摩、川苔山で使ってデモ動画を作りました。詳しいレポートはコチラ。

タッチペン

夏や、冬でも低山なら素手やスマートフォン対応の手袋を使えるので良いのですが、厳冬期の高山ではスマートフォン対応手袋は指先が冷えて使えません。指先だけ薄い電導布で出来てるのでやたら冷えるのです。そして、厚手の手袋をしたまま静電容量式のタッチパネルを使うにはタッチペンが必須です。

[参考]LifeProof用にストラップとiPhone用のタッチペンを買ったよ

長さやペン先の素材などは様々ですので用途やレビューでの評判などでどれを使うか決めると良いと思います。私は収納性を考えて短いのをストラップの金具に結びつけています。

※注意点…厚い手袋を着けてタッチペンを使うとタッチパネルが反応しない場合があります。インナーとアウターが分かれている手袋だと反応が悪くなります。その場合は、ペンを強めに握って下さい。ペンの表面と素手の距離が離れすぎると反応しなくなる様です。もしくは、インナーをスマホ対応手袋にすると反応が良くなります。

ストラップと普段用のケース

私はこのストラップを使っています。各種iPhone用に4本買いました。LifeProofはストラップ用の穴があるので使えます。クビ掛け用の長い紐と短い紐が付いていて取替えも簡単です。

[参考]LifeProof用にストラップとiPhone用のタッチペンを買ったよ

iPhone5SにはBUFFALOのクリアケースをつけて使っています。これは真ん中下部にストラップホールが付いているので、ストラップを付けて使うのに都合が良いのです。

普段はクリアケースを使い、登山など防水性が必要なときはLifeProofを使っています。ストラップはどちらの場合もサンワサプライの10mm幅ネックストラップを使っています。

携帯充電器

 

基本はPanasonicのモバイルバッテリーでしょうか。リチウムイオン電池が内蔵されています。左の小型タイプで、iPhoneのバッテリーがゼロの状態から100%まで1回充電出来、右の大型タイプは2回とちょっと充電出来ます。日帰りなら1回充電、1泊なら2回充電くらい出来れば足りると思います。

以前はSANYOの製品でしたが、今はPanasonicの製品になっています。無接点充電に対応してるので充電パッドと併せて買ってみるのも良いかもしれません(充電パッドは別売りで3000円くらいです)。

[Amazon検索] iPhone 充電

[参考]iPhoneの携帯充電器について

上記の商品はPanasonic製なので容量の割にちょっと割高です。一方、中国製は大容量で低価格が魅力です。

2012年夏に買ってヒットだったのが「enecycle EN03」。中国製で無名のメーカーですが容量が凄くてiPhoneを4回満充電出来ます。この容量で2600円程度と低価格。残量も判るし便利です。1年以上使っていますが特に問題はありません。強いて言えば、残量表示がいい加減であまり信頼出来ません。容量はちゃんと4回分あります。

cheero Power Plus 2も魅力的な充電器です。丸い形が可愛く、過充電、過放電、ショート、発熱時の自動停止機能付き。電源は自動でON/OFFできて、更になぜかLEDライトも付いてます。デザインが可愛いダンボーバージョンもあります。

どれもそれなりに重い充電器ですが、大容量のバッテリーは山に入ったとき安心感に繋がります。持っておいて損はないというか、山でスマホを使うなら必携の装備かと思います。


でもってこれは乾電池4本で充電出来るタイプ。以前は多摩電子の充電器が評判良かったのですが、今はELECOMのが良さそうです。

乾電池ならその辺ですぐ買えるので、緊急の場合は便利でしょう。持ってないので性能などはよくわかりませんが評判はいいようです。


中華充電器2で充電している様子。

また、18650電池という充電式のリチウムイオン電池を使う携帯充電器もあります。私もいくつか試しました。
18650電池使用の中華充電器を買ったのでiPhone3GSで試した!その2

この記事の途中で出てくる中華充電器2はなかなか優れものです。満充電してある3,000mAhの18650電池で、iPhone3GSならゼロから90%まで充電出来ました。

秋葉原などでも売られてますが、香港のサイトから直接買った方が安いし送料も無料です。

Detachable 2200mAh Rechargerable High Brightness LED Flashlight Portable Mobile Power for Cellphone Mp3 XSI-4425

※私が買った充電器はiPhone3GSで使えましたが(追記:4Sでも使えました)、同じ商品でもロットが違うと違う商品になってしまうのがチャイナクォリティです。購入や使用は自己責任でお願いします。

※18650電池などのリチウムイオン電池の、特に生セルは扱いが少々難しいので保管は土鍋や防炎性の袋などに入れる必要があります。マニアックな充電器です。普通はモバイルブースターシリーズかEN03、cheero Power Plus 2がお勧めです。